演劇好き編集部員がおすすめする舞台3選

2020.05.22

濃厚な時間と体験を観客に与える演劇。劇場に毎月3回(現在自粛中)通う演劇ファンが独断と偏見でおすすめ作品をご紹介!

劇団☆新感線のハードボイルド本格派時代劇

©松竹/ヴィレッヂ

観客に驚きと感動を与え続ける劇団☆新幹線。 壮大な物語に笑いや涙、歌やダンス、本格的なアクション、スピード感あふれる殺陣などあらゆる要素を詰め込んだエンターテインメント性の高い舞台が魅力だ。

主演に古田新太。客演には稲森いずみ、大東駿介、清水くるみ、そして山本亨、大谷亮介ら人気実力派を迎えた。お馴染みの劇団員も参加し、江戸時代を生きる市井の人々の姿を生活感たっぷりに演じた。

衛星劇場

ゲキ×シネ『乱鶯』

21日(日) 後0.45~4.00

鶯の十三郎(古田新太)は人を殺めず、盗られて困る者からは決して盗まないことで有名な盗賊の頭。しかし悪事を企む北町奉行所の与力、黒部源四郎(大谷亮介)の差し金もあり、子分に裏切られて一味は皆殺しの目に。十三郎自身も瀕死の傷を負うが、幕府目付の小橋貞右衛門(山本亨)と、居酒屋鶴田屋を営む勘助(粟根まこと)お加代(稲森いずみ)夫婦に命を救われ…。

(2016年東京・大阪・北九州上演/2017年ゲキ×シネ上映)

笑いの扉を開けると、底なしの恐怖が待っていた…

後藤ひろひとが劇団「遊気舎」に1997年書き下して上演後、 2000年、2003年と再演を重ねてきた人気作。今回は 河原雅彦を演出に迎えた2017年版をお届け。

主役は、会話劇から大型ミュージカルまで幅広く出演し、演劇界で活躍中の今最も旬な実力派俳優、成河(そんは)。ヒロインには存在感と透明感が際立ち、確かな演技力に定評がある、ミムラ。そして、物語の鍵となる青年を舞台『パタリロ!』のパタリロ役で話題となった加藤諒が演じる。

衛星劇場

PARCO & CUBE 20th present「人間風車」

21日(日)前10.15~後0.45

売れない童話作家の平川(成河)が披露する奇想天外で変てこな童話に、近所の子どもたちはすっかり夢中だ。その中には、童話の主人公になりきった奇妙な青年・サム(加藤諒)も混じっていた。ある日、平川は偶然にもTVタレントのアキラ(ミムラ)と知り合う。その出会いは平川の作風にも大きな変化をもたらしていくのだが…。

(2017年9月28日~10月9日 東京芸術劇場 プレイハウス)

人気野球漫画の舞台化シリーズ第3弾

©ひぐちアサ・講談社/舞台「おおきく振りかぶって 2020」製作委員会

TVアニメ化もされ、人気を博したひぐちアサの本格高校野球漫画を原作にした2.5次元舞台。初演、第2弾「夏の大会編」に続き、第3弾となる今回は「秋の大会編」を描く。脚本・演出はキャラメルボックス作品を手掛けてきた成井豊が担当。

弱気で卑屈な投手の主人公・三橋廉役を「仮面ライダーゴースト」で主役を務めた西銘駿が演じる。ほか、大橋典之、神永圭佑ら人気の若手俳優が出演。

衛星劇場

舞台「おおきく振りかぶって 秋の大会編」

21日(日) 前8.00~10.15

夏の大会の5回戦、美丞大狭山高校との一戦で西浦高校は敗北してしまう。監督に鼓舞され、西浦高校は校内での合宿でチームの目標を掲げる。

(2020年2月14日~2月24日 東京・サンシャイン劇場)

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